まとめ

子どもは少しずつ子宮というホームベースから離れ、いつか帰らなくてもよい大人に育ちます。そのイメージの中、現在ある問題を一つ一つ周りの力も借りながら、クリアしてください。

子どもは様々な問題をぶつけてきます。それは年齢に関係なく、全て、「私は愛されているの?」「私は生まれてきてよかったの?」と、問われていると理解してください。

赤ちゃんが訳もなく泣く時も、反抗期の親への暴言や問題行動も、又、不登校や引きこもりでも、全てそうだと思ってください。いつも親を試しているのです。『どんな自分でも見捨てられないという強い安心感』を、子どもはどれ程望んでいることでしょう。しっかり愛を持って“そのままのその子”を受けとめてあげてください。子ども自身が、『自分の中に信じるものを見つけられるよう見守ること』が、親の役目なのではないでしょうか。

そして、今しかない子育てを楽しんでほしいと思います。いつか必ず巣立っていきます。

追いかけず、ホームベースで“ドン”と待っていられる、そんな親を目指してほしいと思います。

子どものホームベースが幸せでいることを、心から願います。